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アレルギー科

なぜアレルギーは起こるのか?

私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が体内に入ってきた時に、それらを排除しようとする免疫反応が備わっています。ところが、この免疫が、食べ物や花粉、ハウスダストなどの体に害を与えないものまでも異物と認識して過剰に免疫反応を示し、自分自身を傷つけてしまうアレルギー反応に変わってしまうわけです。

  • check_boxくしゃみや鼻水が出る
  • check_box咳が止まらない
  • check_box皮膚のかゆみがでる

このような症状はアレルギーが原因かもしれません。

何のアレルギーがあるか調べたことはありますか?

血液検査でアレルギーの原因(アレルゲン)を調べることのできるアレルギー検査(MAST36)を行っています。

この検査は

  • 食物アレルゲン20種(小麦、ソバ、エビ、卵白など)
  • 花粉アレルゲン8種(スギ、ヒノキ、ブタクサなど)
  • 環境アレルゲン4種(ダニ、ハウスダスト、イヌ、ネコ)
  • その他のアレルゲン4種

あわせて36項目のアレルゲンを一度に調べることができます。自分のアレルギーの原因を知れば日常生活の中で対策することができます。

 

花粉症、アレルギー性鼻炎

毎年同じ季節に発症する方(季節性)と1年を通して発症している方(通年性)がいます。春に発症している方はスギ、ヒノキの花粉によるもので、秋に発症している方はブタクサ、ヨモギの花粉によるものが主な原因です。通年性のものはハウスダストやダニなどが原因といわれています。毎年特定の季節に症状が出る方は花粉が飛び始める前から治療を始める初期療法をおススメします。約2週間前から症状を抑える薬の服用を開始することにより、発症を遅らせる効果と症状を軽くする効果があるといわれています。

また、ご自分が持つアレルギーをおこす物質からなるべく避けることで、症状の軽減をしましょう。アレルギーの原因を調べたことがない方は血液検査で簡単に調べることができます。お気軽にご相談ください。

気管支喘息

気管支喘息とは空気の通り道である気管支の粘膜に、慢性的に炎症が起き、咳や痰などの症状が起きる病気です。

気道の炎症は、そのまま放っておくとアレルゲン(アレルギー反応を起こす原因物質:ホコリやダニ、イヌやネコの毛など)や風邪が刺激となってひどくなります。それによって気道がさらに狭くなり、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」といった発作が起こります。喘息は、1日のうちで深夜から明け方にかけて強い咳が出たり、温度差のある場所へ移動したときに咳が出たりするのが特徴です。症状が落ち着いていても、症状のない状態を維持する為に継続的な治療が重要です。

咳喘息

風邪は治ったはずなのに、数週間も咳が長引いている。このような症状が続いたら、それは咳喘息かもしれません。

咳喘息はアレルギーによって起こる病気です。アレルギーが原因で起こる肺の病気で気管支喘息がありますが、気管支喘息のようにヒューヒュー、ゼーゼーしたりせず、咳だけの症状の喘息です。咳喘息は、喘息の前段階の病気と考えられます。早めに治療すれば、症状の早期改善が期待できます。長引く咳が続く方は当院にご相談ください。

蕁麻疹

蕁麻疹(じんましん)とは、痒みの強い、丸っぽい形をし、盛り上がったみみず腫れ(膨疹)ができる疾患です。

皮疹の形は小さなものから地図状にひろがるものまで様々です。24時間以内に消えていくという特徴があり、体の色々な部分に繰り返し出る場合もあります。
アレルギー性のものは血液検査で原因がわかる場合があります。しかし、はっきりとした原因がわからないことも少なくありません。
治療には、主に抗ヒスタミン薬を使用し、場合によっては、他のアレルギー薬や外用薬なども併用します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、慢性的な皮膚のかゆみ・炎症(湿疹)が症状としてあらわれる病気です。皮膚炎のほかに、アレルギー性鼻炎・喘息などのアレルギー疾患を持つことが多いです。小児によく見られる症状ですが、近年では大人になってから急に症状があらわれたというケースもあります。アトピー性皮膚炎の原因は皮膚のバリア機能の異常があることが知られています。

アトピー性皮膚炎の治療で最も大切なのは薬による治療スキンケアです。外用薬はステロイドの塗り薬が中心となります。ステロイド外用薬により一見発疹が消失しても皮膚の内側では炎症が残っていますので、皮膚の見た目がきれいになった段階ですぐに外用薬を中止せずに、外用薬の使用を徐々に減らして保湿剤に切り替えていくのが良いとされています。

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