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皮膚科

蕁麻疹

蕁麻疹(じんましん)とは、痒みの強い、丸っぽい形をし、盛り上がったみみず腫れ(膨疹)ができる疾患です。

皮疹の形は小さなものから地図状にひろがるものまで様々です。24時間以内に消えていくという特徴があり、体の色々な部分に繰り返し出る場合もあります。

アレルギー性のものは血液検査で原因がわかる場合があります。しかし、はっきりとした原因がわからないことも少なくありません。

治療には、主に抗ヒスタミン薬を使用し、場合によっては、他のアレルギー薬や外用薬なども併用します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、慢性的な皮膚のかゆみ・炎症(湿疹)が症状としてあらわれる病気です。皮膚炎のほかに、アレルギー性鼻炎・喘息などのアレルギー疾患を持つことが多いです。小児によく見られる症状ですが、近年では大人になってから急に症状があらわれたというケースもあります。アトピー性皮膚炎の原因は皮膚のバリア機能の異常があることが知られています。

アトピー性皮膚炎の治療で最も大切なのは薬による治療とスキンケアです。外用薬はステロイドの塗り薬が中心となります。ステロイド外用薬により一見発疹が消失しても皮膚の内側では炎症が残っていますので、皮膚の見た目がきれいになった段階ですぐに外用薬を中止せずに、外用薬の使用を徐々に減らして保湿剤に切り替えていくのが良いとされています。

にきび

10歳代から30歳代までの男女に多くみられる。ニキビには“白いニキビ”“赤いニキビ(膿んだニキビ)”の2種類があります。

赤いニキビの治療には抗生剤の入った塗り薬と内服を行い、ニキビ菌を退治します。白いニキビの治療にはディフェリンゲルという塗り薬を使います。ディフェリンゲルは毛穴の詰まりを改善する薬です。思春期のニキビには80%以上の効果が期待できます。ただし、最初の2週間は顔に赤みが強く出るという副作用がありますが、一時的なもので徐々に軽減されます。保湿剤の併用で赤みは軽減されます。最低3か月は継続します。

水虫

水虫は白癬菌というカビ(真菌)の感染によるものです。“足の指の間がかゆい”、“爪が白くなってきた”、“かかとがひびわれてきた”などは水虫の症状です。
治療は抗真菌薬の塗り薬、内服薬になります。

帯状疱疹

こどもの頃にかかって神経に潜んでいた水痘ウイルス(水ぼうそう)が再度活性化することで発症します。発症のきっかけは疲労やストレス、内臓疾患などによる免疫力の低下です。身体の片側にだけ、帯状に、水疱が現れるという特徴があります。初期では痛みのみで水疱がみられず、診断が難しいこともあります。帯状疱疹ができたら早めに抗ウイルス薬を内服する必要があります。

単純ヘルペス

小さな水疱の集まりが唇、指、性器などに出現します。単純ヘルペスウイルスが原因です。大人では唇に出現する口唇ヘルペスが多くみられます。抗ウイルス薬の内服や塗り薬で治療を行います。

粉瘤

粉瘤は毛穴の奥にできた袋の中に老廃物や皮脂が溜まった半球状のできものです。中央に小さな穴があり、そこを押すと臭くて白い粥状のものが出るのが特徴です。時に化膿して、急に腫れて痛みが出ることがあります。その際は早めに来院してください。切開して、膿を出してあげる必要があります。また、感染を抑える抗生物質の投与も行います。

やけど

やけどの治療は10分~20分程度とにかく流水で冷やすことです。冷やすことで炎症を抑え、痛みを和らげることができます。皮膚の赤みや水疱ができたやけどは軽度であり、ステロイドや抗生剤の外用により数日から1週間程度で治ります。

イボ

イボは膝、顔、指、胸、腹などにできる灰黒色のできもので、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染や加齢、紫外線が原因でできます。一番効果があるのは液体窒素凍結治療法ですが、凍結直後はかなり痛みを伴います。痛みのないイボ治療として知られているのが、ヨクイニン内服療法です。ヨクイニンには免疫を活性化する作用と皮膚の新陳代謝を促す作用があります。時間はかかりますが、ヨクイニンを飲み続けると徐々に消えてきます。痛いのだけは絶対にいやという方はヨクイニンの内服治療をオススメします。

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